• 佐野市を拠点に栃木、群馬、茨城で活動する認定補聴器技能者

九十歳代の男性の言葉です。決まったことに対する考えの厳しいかたです。

それは、ご自身にも家族にも、相手に対してもです。

補聴器相談も決められた時間に始まり決められた時間に終わります。

いつも通り点検や音の調整を済ませ雑談をします。囲碁が好きな方で囲碁会を楽しみにしています。

相談が終わりその帰りに握手を求めていただき、これからもよろしくと言っていただけます。

3年以上それを繰り返してきました。

ある時その言葉は何の前触れもなく語られました。

「私はこの杖に助けられたいます。こらがあるから一回も転ばないのです。只の棒ですが右手の先に

自分の体の一部としてあります。本当に助かっています。補聴器も同じです。」

 

人への感謝、物のありがたみをもう一度考えさせていただきました。